プリンターのインクには純正品以外にも互換カートリッジがあり、コスト面で大幅に有利なだけではなく昨今の環境へ配慮する意識の高まりから大きな注目を集めています。使い終わったカートリッジが家電量販店などに設置されている回収ボックスで集められ、専用の工場へと運ばれると検品が行われ、内部の回路が機能しなかったり損傷が激しくカートリッジに再生が難しいものはプラスチックや金属は新たな製品の原材料として再利用され、正常に動作する健全なものはクリーニングや消毒が実施された後で新たな染料を補充して商品としてよみがえり再び店頭に並べられ、やがてユーザーの手元へと届けられます。それらの製品は年々クオリティを高めており、純正品に負けず劣らずの印刷品質を実現しています。
ハイクオリティを誇るリサイクル互換インク
多くの機種で採用されている1600万色ものさまざまな色を表現するカラー印刷はノズルから霧状に染料を噴出させて複数の色を混合させながら専用の用紙に噴霧させて滲みが出るのを計算して色が出力される仕組みです。このプロセスにはメーカー側は全ての機器とカートリッジに純正品のみの使用を想定した緻密な計算に基づいており、そこへ他社のカートリッジの染料が混合することがあれば意図した色が正しく出力されないケースも少なくありませんでした。これはメーカーが想定していない組み合わせだけではなく、コストの関係から詰め込む染料の品質に問題があったケースもありました。しかし、昨今ではリサイクルカートリッジを取り扱っている事業者による研究開発や技術の向上により、純正品と混合しても遜色の無いクオリティを再現することに成功しています。
リサイクル互換インクを簡単に検索できる
プリンターのメーカーの公式ホームページではフリーワードで機種を入力するなどして検索すれば容易に各種オプションパーツなどの関連商品をリストアップして探し出すことが可能ですが、その一方でリサイクルカートリッジのメーカーとは連動していないため、どの機種にどのカートリッジが使えるのか探し出すのはいくつかのサイトを跨って探す必要があり煩雑な手間がかかっていました。この背景にはカートリッジの形状は同一でも中に詰め込まれている染料の品質が異なるため、一部の機種が対応から除外されているなどの原因がありました。そんな状況を打開するためにリサイクルカートリッジを取り扱っているショップのサイトでは独自の検索システムを用意し、機種名を入力して検索すれば純正以外の各メーカーを含んだ製品を簡単に検索することができます。